2012年3月16日金曜日

iPad2から新型iPad(3rd)への移行

これまで使っていたiPad2から本日購入した新型iPadへ利用環境を引き継ぐために、バックアップデータを使って移行しました。珍しくトラブったのでメモとして残しておきます。

ちなみに環境は以下の通り。

  • 母艦PC MacBookPro OS 10.7.3, iTunes 10.6
  • 移行元 iPad2 64GB , iOS5.1
  • 移行先 新型iPad 64GB, iOS5.1

すでにiOSデバイス(iPhone/iPad/iPodtouch)などを利用されている方にはおなじみのバックアップと復元による引っ越し方法です。

以下、簡単に手順。
  1. 移行元(旧機種)を母艦PCに接続して、同期してバックアップを作成する
  2. 移行先(新機種)を母艦PCに接続して、先に取ったバックアップから「復元」を実施する
  3. 復元が完了したら、移行先(新機種)のiTunes上のデバイス名を変更する
  4. 復元が完了したら、移行先(新機種)のリセットされた設定などを再設定する
  5. 移行先(新機種)を母艦PCに接続して、「同期」を実施し改めて新デバイスのバックアップを作成
といった具合です。

本日も上記の手順1,2,3に沿って実施したのですが、復元が終わったところで問題発生。

iTunesの概要タブで表示されるiPadのデータ使用量の「その他」がやたら大きくなり10GBほどになってしまいました。元々は数百MBだったのに、これはちょっとおかしいぞと。それとは別にリネームした新型iPadで「同期」を実行すると、「同期できません」とのエラー表示になり、「同期」ボタンがグレー表示になってしまいました。また、iPadのデータ使用量の内訳がなくなり、すべて「その他」に変わってしまいました。USBケーブルを抜き差ししても、状況改善せず。一応、復元が完了した新型iPad内はデータは正常に復元されており、操作も問題ないのですがiTunesに接続してもデータの使用量の内訳が表示されず、同期も実施できないのは問題です。

幸いに、Libraryフォルダにあるバックアップデータのタイムスタンプを見ると、iPad2のバックアップ時刻から変更ありません。バックアップデータは無事なことを確認して、移行をやり直すことにしました。

再実施の手順は以下の通り。

  1. 移行元(旧機種)を母艦PCに接続して、ミュージック、映画、写真など後で同期し直せるデータ(消しても支障がないデータ)の同期をOFFに変更して「同期」を実行して再度バックアップを作成
  2. 移行先(新機種)のiPadで「設定」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」を実施して、デバイスを初期化。
  3. 移行先(新機種)を母艦PCに接続して、先に取ったバックアップから「復元」を実施する
  4. 復元が完了したら、移行先(新機種)のiTunes上のデバイス名を変更する
  5. 復元が完了したら、移行先(新機種)内のリセットされた設定などを再設定する
  6. 移行先(新機種)を母艦PCに接続して、「同期」を実施し改めて新デバイスのバックアップを作成
という具合にやり直しました。確かにミュージックが1.2GBほど、写真が8GB(9,000枚)程同期していたので、これらのデータの復元時にゴミデータが生成され「その他」になってしまったり、復元処理そのものに影響を与えた恐れがあるので、それらを事前に除いたバックアップを作成して、それからの新デバイスへの復元としました。

この「その他」の容量が勝手に増加する問題については、ネットにもいろいろと情報がありますが、復元してバックアップから戻すとか、ミュージック等の同期を解除して、やり直すなどの方法が紹介されています。

さて、こちらがiPad2の元状態。これからミュージックと写真の同期をOFFにしてバックヲップを改めて取りました。


こちらは2度目の復元方法で、無事、iPad2のバックアップから復元した新型iPadのディスク使用量。「その他」の容量も数百MBと、初期値に近い状態です。写真が1GBほど残っているのはフォトストリームの写真です。


あとは、手順4,5,6と進めれば、完了です。

バックアップから復元するとほぼ以前の状態そのものなのですが、
  • パスコードロックが解除される
  • Wi-Fiのアクセスポイント設定がクリアされる
  • メール送受信のパスワードがクリアされる
  • Exchangeサーバのパスワードがクリアされる
  • アプリによってはIDとパスワードなど設定がクリアされる
など設定がクリアされるところがあります。

確かに、他人のiPadやiPhoneのバックアップデータからでも復元可能なので、パスワードまで復元して、そのまま使える状態というのはセキュリティ的にもまずいので妥当な処置だとは思うのですが、結構再設定項目があって面倒なのも事実です。

ということで、データ移行は時間に余裕のあるときに実施しましょう。トラブル時に焦ると失敗の元です。


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