2011年10月14日金曜日

MobileMeの「どこでもMyMac」とiCloudの「どこでもMyMac」

iCloudのリリースと同時にMobileMeのアカウントをiCloudへ移行したユーザも多いことだろう。かくいう私もiOS5のリリースと同時にMobileMeのアカウント(連絡先、ブックマークなどを利用)をiCloudへと移行させた。

MobileMeサービスで利用していたサービスの一つに「どこでもMyMac」というリモートアクセスサービスがある。この機能をオンにしておくと、ネット越しにMacやAirMacExtremにリモートアクセスできるため、今でもオーストラリの滞在先から日本の自宅や実家の機器にアクセスしている。

ところが、iCloudにもMobileMeと同様に「どこでもMyMac」サービスは提供されているのだが、iCloudのIDで利用できる「どこでもMyMac」ではMobileMeのIDで登録している「どこでもMyMac」の端末にはアクセスできないのである。いわゆる同じサービスだがアクセス者のIDがMobileMeのユーザABCとiCloudのユーザABCを異なるユーザとして扱っているためであろう(同じユーザABCがMobileMeからiCloudへ移行したとしても)。

結果としてどうなったかというと、手元のMacBookProは既にLion 10.7.2にあげてiCloud設定に変更してしまったため、Finderウインドウを開いても今まで表示されていたMobileMeの「どこでもMyMac」のMac類が表示されなくなってしまった。おおっと、「これはまずい!」である。

もちろん、これまでMobileMeのIDで「どこでもMyMac」に登録していたMacやAirMacExtremをiCloud対応バージョン(MacOS Lion 10.7.2)にまでバージョンアップして再度iCloudのIDで登録しなおせばよいのだが、なかなかすぐには難しい。リモート接続先の一部のマシンはiMacG5でそもそもLionに上げれないし、そもそも海の向こう側である。

よくよく考えると、iCloudの設定をしたマシンからはだめだが、そうでないMobileMeの設定のままのマシンからなら大丈夫では?と慌てて手元のMacBookAirで試したところ、無事表示された。すべてのMacをiCloud対応でできないのならば、せめてアクセス用にはMobileMe設定を残したMacを残しておかないとアクセス手段そのものを失ってしまうことになります。といことで、MobileMeの「どこでもMyMac」をご利用の方は、iCloudへの移行についてはご注意されたし、である。

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