2010年6月25日金曜日

バッファロー ドコモデータ通信機能内蔵ポータブルWi-FiルーターDWR-PG

iPadの発売に刺激されて各社から携帯型のモバイル無線ルーターが発売されている。なかでも日本通信のb-Mobile Wi-FiルーターはSIMフリーということもあり、通信キャリアを選ばないのが特徴である。今回入手したバッファローのDWR-PGはドコモのSIM専用というかなり制限があり、かつ価格も単体での購入では3万円程度する、いろいろと手を出しにくい、あるいは購入者を限定する製品でもある。

省電力機能があるためバッテリーの持ちが良いとか、3Gと無線LANを自動で切り換えて接続するとか、単純な小型無線ルーターには無い機能が備わっている。この辺はIT系Webのレビューでも紹介されていて知っていたが、マニュアルを読んでいて面白い機能があることを見付けた。

DWR-PGは無線ルーターのくせに?マイクロSDカードを内蔵できてUSBケーブル経由でPCなどからストレージデバイスとしてアクセスすることができる。USBメモリ的な使い方ができるのは事前に知っていたのだが、さらにこのマイクロSDのストレージ領域のデータを3GもしくはWi-Fi経由でFlickrなどのアルバムサイトに自動的にアップロードしたり、逆にPodcastのサイトやRSSフィードからコンテンツを自動ダウンロードするようなコンテンツの自動Up/Downローダーとしても使える仕組みになっているらしい。

確かにパソコンやiPadなんかがネットアクセスするための中継装置としてのルーターとして使うのはもちろんだが、どうせデータ通信の定額プランの利用が前提だろうし、無駄に回線を遊ばせておく手はない。モバイルルーターが自律的にデータ通信をしても悪いわけがない、というかむしろ積極的に通信して回線代を有効活用すべきだともいえる。こんな面白い機能があるとはさすがバッファローというべきか。

この機能、製品のマニュアルには記載されているのだが、メーカーの製品ページの特徴紹介には記載されていない。
http://buffalo.jp/products/catalog/network/dwr-pg/#feature

ところが、製品発売一ヶ月前の製品発表の記事にはこの機能の紹介があった。
http://buffalo.jp/products/new/2010/001139.html

記事後半の該当部分には「本製品にMicroSDを挿し、インターネット上のニュースサイトや、PodCast、RSSを登録すると、それらコンテンツを自動ダウンロードして、いつでも閲覧できるようになります。FOMA®回線が繋がらない地下鉄乗車中などでもニュースを読むことができます。パソコンと本製品をUSB接続することでMicroSDの内容を確認することもできます。MicroSDの中の写真データなどをWeb上のの写真管理サービスPicasaなどに自動アップロードすることもできます。」とある。

メーカーとしてあまり積極的にプッシュしていないのが、ちょっと引っかかる。

この文面をみるかぎり、USBケーブルで繋がなくても、Wi-Fi経由でルーター内のストレージ領域にアクセスできそうともとれそうな表現なのだが、製品添付のマニュアルにはUSBケーブルでつなげばアクセスできるとしか記載がない。発売前に仕様変更したのか、それとも発表時の記事の表限のミスだろうか?もし無線経由でルーター内のストレージ領域をNAS的に使えたらこれはかなり面白いと思う。可能ならファームウェアのバージョンアップででも対応して欲しい機能だ。

いずれにせよ、全体的にも面白い製品なので、またそのうち経過を報告したい。












1 件のコメント:

  1. 自己レスです。

    MicroSD内ののコンテンツへ無線経由のWebアクセスで閲覧できるそうです。もう一度マニュアルを読み返そう、見落としていたかな。

    返信削除