2011年5月2日月曜日

オカンとiPad2大作戦 その4 メール編

さて、「オカンとiPad2大作戦」の4回目は、メール編としたい。

オカン的キラーアプリのナンバー2が、いわゆる電子メールのやり取りである。日に何通も届くわけではないが、友人から写真付きのメールが届いたり、こちらから孫の写真を友達に送ったりと、いわゆる「手紙」的ツールとして日々使っている。これまではWindows上のメールクライアント(Outlook?)を使っていたのだが、この度iPadの「メール」ソフトへ切り替えとなった。

WindowsからのiPadへの移行の要点としては、

  1. Windowsのアドレス帳のデータを移行すること
  2. これまで利用していた国内プロバイダのメールアドレスをそのまま使えること
  3. メールのチェックが簡単にできること
  4. 写真付きメールを簡単に送れること
である。

まず、一つめのアドレス帳情報は、Windows上のメールクライアントから「エクスポート」機能を利用してデータを吐き出し、それをMac上のアドレスブックに取り込んだ。具体的には、Windows上でvCard形式でエクポートしたデータをUSBメモリで母艦のiMacにコピーし、アドレスブックにインポートした。参考にしたのはこちらのサイト。件数も50件ほどだったので、1件ずつ内容の確認や修正もしつつ、アドレスブックへ移行した。さすがにこのあたりの作業はPCに慣れている人の手伝いが必要であろう。Mac上のアドレスブックに登録した情報は、iPadをiTunesで接続した際に同期するように設定する。これで移行したアドレス情報がiPadにも反映され、メールソフトやFacetimeなどから利用が可能となる。

二つ目は既存のメールアドレスをiPadでそのまま利用できるようにした。数年前から利用している国内プロバイダのメールアドレスを利用して来たのでこれをそのまま利用する形だ。WindowsPC上ではPOPで取り込んでいたのだが、iPadではプロバイダ宛に届いたメールを新たに取得したGmailのアドレスに転送する設定とし、そちらをIMAPで読むように変更した。なお、WindowsPC上の受信済みのメールについては今回はiPadへは(私の負担が大きいので)移行しないこととした。なお、Gmailを実際の送受信用アドレスとして利用するが、送信時は常にプロバイダのアドレスになるようにGmailの設定をWebのGmail画面から行っておく必要がある。また、iPad標準のGmailセットアップウィザードを利用すると、送信時のFromがGmailのアドレスとなってしまい都合が悪いので、「その他」から「メールアドレスの追加」を選択して手動でアドレス、受信サーバ、送信サーバなどGmailに必要な情報を設定する。その際、メールアドレスの欄をGmailではなく、既存のプロバイダアドレスを記載しておくとメールソフトでの送信時のアドレスがGmailではないアドレスとして送信できる。設定の詳細は、それなりに量があるのでここでは割愛したい。

三つ目に、オカン用に設定したiPadのメール関連の項目を列挙しておく。
  1. メールのアクセスはフェッチに設定し、せっかちなので15分ごとにチェックする。
  2. メールの取り込み数は200件とし、プレビューは3行とした。
  3. スレッドごとにまとめ表示をON、常に自分をBCCに含めるをON、画像の表示をON。
  4. 年寄り向けなので、なるべく表示文字は大きいほうがよい。したがって、最小文字サイズは「巨大」を選択する。
  5. メールの設定は誤って変更されると大変なので、機能制限でアカウント情報の変更を不可に設定しておく。
画面は、最小フォントサイズの設定画面「特大」の上が「巨大」である。でも、メール画面を見る限り、それほど大きくないのです。できればさらに上の「超巨大」があってもいいかと。



四つ目の添付写真の送り方は、標準の「写真」アプリの使い方を憶えてもらうしか無い。送りたい写真を表示して、上部のボタンから「メールで送信する」を選択してね、と憶えてもらう。「サイズの変更はどうするのか?」と突っ込んだ質問がきてちょっとビビる。

とりあえず、上記の設定でしばらく使ってもらうことにした。プロバイダ宛のメールはGmailに転送すると同時に「サーバに残す」設定にしているので当面はWindows上からも読み書き可能にしてある(利用しているプロバイダではサーバ上のメールは1ヶ月経過すると自動削除されるらしい)。

iPadならではのスマートカバーを開ければスリープが解除され、メールボタンをタッチすれば即座にメールの画面が開くスピーディーさは、Windowsより時間がかからず「いいね」となかなか好評である。また、新着メールが届いたときに音がするのと、メールソフトのアイコンに未読メール数がバッチ表示(数字が表示される)ので、メール画面を開かなくても新着メールの有無が分かる点なども機能としてはありがたい。

パソコンのメールソフトからiPadへと使い勝手が変わった部分も結構あるので、どうかと心配していたが、どうやら慣れてきたらしく。テキスト入力時の一括削除とか、コピペとかどうやるのか?と、なかなかどうしてという質問がさっそくオカンのiPadからメールで送られて来た。

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