2012年8月1日水曜日

買ってみた Logitec Ultrathin Keyboard Cover


最近気になっていたのが今回紹介するLogitec Ultrathin Keyboard Cover である。アメリカで先行発売されていたが、かなり人気のようで納期が結構かかっていた商品である。日本でも最近発売され始めたようだ。今回購入したのは、海外版(オーストラリア)のものであり、日本でLogicoolブランドで正規輸入されたものとは異なるのでご注意いただきたい。価格はほぼ100AUDであった。

パッケージ表。
パッケージ裏面。


パッケージを開封したところ。脇にマイクロUSBケーブルとクリーニングクロスが同封されています。
このキーボードカバーの特徴的なところは、その薄さに加えてiPadをむき身で利用した際にマグネットによりマグネットカバーとして、さらにキーボードに立てかけた時も、スリットにあるマグネットによりiPadがカチッとは固定されるところにある。実際にiPadを持ち上げれば、キーボードも持ち上がるほどである。なお、横置きの場合、マグネットの関係からホームボタンを右側にした写真の向きに置き方が限定されるという制約はある。もちろん縦置きすることもできるが、この場合はマグネットによる吸着は機能しない。


iPad2をセットしたところ。

側面からの様子。
カバーを閉じたところ。
こちらはキーボードカバー側を上にしたところ。

重量的には、そこそこな重さ。


さて、写真のようにデザインはかなりスタイリッシュなのだが、使い勝手はどうだろうか。背面はアルミ、キーボード側はピアノブラックな作りで、見た目は悪くない。ピアノブラックの部分は指紋が付き易く、クリーナークロスが付属しているのがよくわかる。

短時間ではあるが、実際に使用した感想を記す。

まず、気になったのは以下の点である。
  • キーが全般的に小さい
    • 普段使っていたApple純正のWireless Keyboardと比べると、キーが一回り小さく、全体的にやや打ちにくい。特に「リターンキー」、それから最上段にある「ー」や「delete」が小さいため、慣れが必要である。実際にこのブログエントリーを入力するのに、このキーボードを利用しているが、正直純正キーボードに比べると入力の快適さは65点ぐらい。
  • 日本語と英語モードの言語切り替え
    • 二通りの方法があり、「Fnキー」+「2」で切り替えると、一発で英語、日本語モードがトグル切り替えするが押しにくい。もう一つは、「cmd」+「スペース」だが、こちらは1回では切り替わらず、2度押しする必要がある。「かな」あるいは「英数」キーがで素早く切り替えられる純正キーボードに比べるとやや扱いにくい。
  • キーボードを使わないときにどうするか
    • あくまでもカバー型なので、iPadのみを手にもって利用するシーンではある意味邪魔ものである。
逆に良いかなと思った点は以下の通り。
  • iPad専用キー
    • iPad専用キーボードということで、キーボード右上に「ホームボタン」があり、iPadに触れずともホーム画面を呼び出せるなど、このあたりは純正キーボードではできない操作である。
  • iPadスタンドとして
    • 横置きの場合、マグネットでiPadを固定できる仕組みなのだが、これが以外と便利。キーボードを利用しない時も、この状態で膝の上に置いてiPadを使ったりする際に、手で支えなくても良いというのは以外と便利と感じた。iPadをむき身で使う格好になるので、iPadそのものがかなり軽く感じられるのだが、その支える負担も極力減らせる。
総合的にはキーボードとしての出来については、少なくとも個人的にはApple純正キーボードと比べると良いできではないと思う。特に日本語と英語の入力言語切り替えがワンキーでできないのは、辛い。(英語圏での利用なら大きな問題ではないだろう)。スタイリッシュでiPadのスタンドとしても利用できるという一体型カバーという点で評価するしかないというのが正直なところ。

それにしても、なかなかベストなiPadキーボードというのがないのが残念。純正、LogicoolのiPad用外付けキーボードなどいくつか試してみたが、今のところアップル純正のMac用のWireless Keyboardが使い易さ的にはベストである。本当は、アップルから純正iPadキーボードが出ればベストなのだが。個人的には初代iPadのオプションとして発売されていたスタンド付きiPad用キーボードがiPad用としては一番良かった思っている。残念ながらその後発売されたiPad2、新型iPadとはボディ形状の変更によりきっちりコネクタに刺さりにくくなってしまい、実質初代iPad以外では使えなくなってしまったのが残念。あれのBluetooth版をリリースしてくれたら速攻買いなのに。

0 件のコメント:

コメントを投稿