2011年9月19日月曜日

買ってみた Jawbone JAMBOX

半年ほど前からBluetoothヘッドセットを販売しているJawboneから、Bluetooth接続による充電式スピーカー「JAMBOX」が販売されている。iPhoneやiPadの外部スピーカーとしてワイヤレスで接続できるほか、スピーカー本体に充電池が内蔵されているため完全にコードレスなスピーカーとして利用できる新しいカテゴリの製品である。ここのところJawboneのヘッドセットを使い始めてワイヤレスの楽しさにはまってきたので思い切って購入してみた。

パッケージは、ヘッドセット同様、魅せるパッケージングである。上部に製品をレイアウトし、下部に付属品を納めた形式のヘッドセットと同様のパッケージング形態である。






こちらが開封して付属品の内容を確認したところ。USBチャージャー、マイクロUSBコネクタのUSBケーブル、3.5mmのイヤホンケーブル、ユーザーズガイドが同封されている。






こちらが外観。上部と下部はラバーで覆われており、本体の全周はパンチングされたメタル仕様となっている。本体のカラーバリエーションと合わせて、パンチング部分のデザインがそれぞれことなっている。






本体右側面のスイッチ部分。上から電源スイッチ、ステレオ入力、USB入力である。






こちらが上部。ボタンは3つ。左からTalkボタン、ボリュームのマイナスとプラス。





最初にJAMBOXの電源を入れると初期状態なので自動的にBluetoothのペアリングモードに入る。この状態でiPhoneやiPadのBluetooth接続画面を開くとデバイスが検出され、選択することでペアリングされる。ペアリング後、iPodなどで音楽再生するとJAMBOXのスピーカーから音が流れるという具合である。マルチペアリングに対応しており8台の機器が登録でき、同時に2台のデバイスと接続可能となっている。なお、初期状態では同時接続モードがOFFになっているようで、後述のMyTalkにより設定変更することにより同時に2台のデバイスからの接続が可能になった。

ここまでは、これまでもあったコードレスタイプのスピーカーなのだが、JawboneのヘッドセットやJAMBOXは、PCからMyTalkという設定用アプリを利用して接続すると機能のアップデートや各種動作設定を細かく行うことができる進化するという特徴がある。

コードレスでiPhoneやiPadと接続できるというのも大きな魅力だが、もう一つ充電式であるため電源コードを気にしなくても良いというのも実際に使ってみた上でのもう一つの魅力であった。要は好きなところに持って行って、どこでも音楽が楽しめるということである。






2011年9月11日日曜日

WoolworthsMobile PrePaid SIMでSIMフリーモバイルWi-Fiルーターを使う

前回のエントリー「買ってみたTelstra Elite PrePaid Mobile Wi-Fi」というタイトルで、オーストラリアでのプリペイド式のモバイルWi-FiルーターとしてTelstraのEliteを紹介した。$129でモバイルルーターと90日間有効な5GBのデータ通信料金が込みになっている。しかしながら、iPadやMacBookProでネットをする際にこいつを使うと、結構なスピードで残通信料が減っていく。90日どころか、30日もたない勢いである。もちろん、なくなる前にリチャージすればいいのだが、結構いい値段なのである。


$100で90日間有効な6GB、$150で356日間有効な10GBとといった具合で、どうみても5GB程度チャージするには$100オーバーとなりそうな具合である。

なんか、いい手がないかと探しているとDick Smith(家電チェーン)のレジ横で$2のWoolworthsMobile PrePaid SIMのパッケージが目についた。





SIMのみが$2なのだが、$29チャージすると$500の通話料金と5GBまでのデータ通信料金が付いてくるらしい。ちなみに有効期間は45日だ。それでもTelstra Mobile Broadbandの$100チャージして6GBより激安である。どうせ今の利用率からすれば5GBを45日以上持ち越しそうにもない。なんとか、これが使えないかと思い購入してみた。SIMのみでは駄目なので、とりあえず$29のバウチャーも購入。DiskSmithのレシートみたいな紙にバウチャー(チャージ券)のアクティブコードが記載されている。






さて、こいつを電話機ではなく、手持ちのモバイルWi-Fiルータに入れて使えないかと試みた。結果的には、OKであった。

まず、SIMをアクティベートする。WoolworthMobileのWebページのアクティベートリンクをクリックするとOptusというキャリアのアクティベートページに誘導される。画面に従って、SIMのシリアルナンバー、名前、住所、連絡先などを入れるとアクティベートが完了する。完了の通知がSMSで届くので、SIMをSIMフリーの携帯電話に入れて、SMSが届くのを確認する。さらに、$29のバウチャーのチャージを電話機から行う。555へコールすると音声案内があるので、それに従いバウチャーに記載のコードを入力すると、チャージが完了である。

さて、これでSIMをWi-Fiルーターに装着して通信用SIMとして使うのだが、次のリチャージをする際に携帯電話に付け替えてダイアルする必要が生じるので、WebからできるようにするためにOptusのMyAccountにユーザ登録して、PrePaidSIMをひもづけてオンラインからチャージできるようにしておく。
アカウントをレジストレーションした後、手持ちのPrePaid SIMをアカウントに紐付ける操作をWebからしておこう。この時、手持ちのSIMの電話番号を入力して、セキュリティコードを生成することになる。生成されたセキュリティコードがやはりSMSで送信されてくるので、これを受け取るまではSIMを携帯電話から外さないようにしておく。届いたセキュリティコードをWebから入力するとアカウントIDにPrePaid SIMの番号が紐付くことになる。これでOptus MyAccountからオンラインで残額確認やリチャージが可能となる。これでSIMをモバイルWi-Fiルータへ装着可能となる。

さて、今回はSIMフリーのモバイルWi-Fiルータとして、SIMフリー化したバッファローのDWR-PGを利用した。SIMフリー化については、以前のエントリ「DWR-PGのSIMロック解除」を参照されたし。実際にはDWR-PGの中身が、NTT東日本が販売しているPWR-100になっているのである。PWR-100はSIMフリーなので、こいつに先ほどのWoolWorthsMobileのPrePaid SIMを入れてみた。

3G接続の設定を手動で、APN情報を追加した。APN情報についてはネットであさって見つけた。
設定した内容は、キャリア選択を「その他の携帯事業者」にして、APNに"internet"、認証方式を"PAP"にする2点のみである。


結果的に、この設定で無事、インターネットへ通信できるようになった。


念のため持ってきていたDWR-PGが意外なところで役立った。TelstraのPrePaid Broadband も維持しつつ、メインの利用は$29で5GBのWoolworthsMobileのPrePaid SIMへ移そうと思う。

ちなみにWoolWorthsというのは、オーストラリアのスーパーマーケットチェーンである。日本でも、イオンが日本通信のSIMを販売するようになったが、オーストラリアでは気軽にPrePaid SIMが売られているのであった。

2011年9月3日土曜日

買ってみた Telstra Elite Pre-Paid Mobile Wi-Fi


さて、お次はPre-Paid式のMobile BroadbandルーターのTelstra Eliteです。

持ち込んだノートPCやiPadを使いたい時にどうしようかと検討していて、見つけたのがこちら。いわゆる日本国内でも売られている3G回線を利用したモバイルWi-FiルーターのPre-Paid版である。日本からb-mobile Wi-Fiを持ち込んで、iPhone同様にPre-Paid SIMを差し込んで使おうかとも考えていたが、$129のEliteの場合、90日間有効の5GB分のデータアクセス権が含まれているので、通常のPre-Paidにチャージしてデータアクセスするより有効期限の面で縛りがすくない料金体系となっている。




持ち込む荷物も減らすべく、現地調達する方向でこちらのPre-Paidモバイルルータにチャレンジしてみた。

パッケージはこんな感じ。





中身がこちら。本体、バッテリー、USBケーブル、電源アダプタ、マニュアルと初期設定のSSIDとWEPキーのプリントされたカード。





使い方は至って簡単。電源を入れて、初期設定されているSSIDを端末で拾ったら、カードに書かれているWEPキーを設定しておしまい。ルーターの表示画面に、電波状況やWi-Fiアクセスしている端末数(最大5台まで)が確認できるようになっている。




また、Webブラウザから詳細設定が行える仕組みになっているので、ちょっと詳しく設定したい場合は、そちらで対応可能となっている。

TelstraのWebページの内容見ると、USBタイプならSMSがやりとりできるとか、国際ローミングに対応しているとの記載もあり、Pre-Paidながら、それなりに使える製品である。


ちなみにこのエントリーも、このElite Pre-Paid Mobile Wi-Fi 経由でノートPCから打ち込んでいます。細かな節電モードとかは内容ですが、十分実用的に使えてます。

オーストラリアでiPhone、XperiaをプリペイドSIMで使う

オーストラリアへ到着後、何はともあれ向かったのがTelstraの携帯ショップです。早速、以下のものを購入しました。(なお、この内容はいわゆるSIMフリーのiPhoneやXperiaなどの端末が対象ですのでご注意ください。)
  1. $30 Pre-Paid SIM Starter Kit ( iPhoneとXperia用)写真後ろの2つ / $30 (AUD)
  2. Telstra ELITE Pre-Paid Mobile Wi-Fi / 写真手前の箱 $129(AUD) 



購入時にはIDと住所が必要になりますので、パスポートなどを用意しておきます。また、住所はホテルの住所で大丈夫でした。

Pre-PaidモバイルルータのELITEについては別エントリーで詳しく書くので、ここでは携帯電話用のPre-Paid SIMの話をします。Pre-Paid SIM Stater Kit は携帯電話用のプリペイドSIM(マイクロSIMではないので注意)です。あらかじめ、$30分のチャージが含まれています。チャージを別に買う場合は、SIMのみの$2版があります。

購入後、回線開通させるにはアクティベーションを行う必要があります。携帯電話にSIMをセットして行う方法と、Webページで行う方法があります。店内にPCがたくさん置いてあるのですが、商品説明用のPCで、アクティベーション用に解放していなかったので、店員さんに頼んでアクティベーションしてもらいました。別途Webアクセスできる環境があるなら、Webページから行うのが簡単かと思います。

さて、アクティベーション時に$30のチャージに対して、Pre-Paid Offerなるオプションを選べるとの説明がありました。
例えば、iPhone用のSIMには、「Cap+」というオファを選択しました。こちらですと、$30チャージすると、チャージ日から30日間有効の$220分のCAP+クレジットと400MB分のデータアクセス権がサービスで付いてきます。実際にはもともとの$30+$220で$250、400MBにさらに100MBボーナスで計500MB、といった具合になります。さらに夜間の通話無料サービスなどが付いています。


「Cap+」意外にも「Talk & Text +」や「Text & Data」、「Telstra Long Life」などがあります。これらのうちから、どれか一つを選択する仕組みのようです。一度選択したオファーから、別のオファーに変更することも可能なようです(12ヶ月に10回までと記載ありました)。残念ながら、「Telstra Long Life(クレジットの有効期限を延長するオファ)」以外は、30日間しか有効でないことです。通話専用のXperiaのSIMは「Telstra Long Life」を選択して、SIMカードの有効期限を延ばすオファーを選択しました。


まぁ、$30でPre-Paid SIMが手に入り、30日間と期限があるものの500MBのデータアクセスが可能であれば、YouTubeなどの動画アクセスなどでもしなければ、それなりにiPhoneで使えます。

なお、電話モードで#100#へコールすると、インタラクティブにチャージの残高や、データアクセスの残り量などを確認することができます。下の画像はiPhoneの「Cap+」オファーのステータスを確認したところです。




なお、これらのオファーとは別に「Browse Plus Pack」という、データアクセス専用のオプションチャージもあります。


ということで、とりあえず日本から持ち込んだiPhoneとXperiaの2台がオーストラリアで使えるようになりました。APNの設定については、どちらも自動的に行われるようでiPhneおよびXperiaでの設定は特に行いませんでした。


買ってみた Xperia X10 mini pro

海外への長期出張に備えて現地での携帯電話をどうしようかと少し悩んだ。既に持っているSIM フリーのiPhone3GSを使うことは決めていたのだが、なんせこの2年の間iPhoneを使ってきたが、通話はドコモの電話がメインでiPhoneを電話機として使ったことがなかった。iPhoneはあくまでもメール端末、Webアクセス、Facebook、Twitterなどのパソコン的使い方がメインであったのである。それ以外にも便利なアプリを入れていることもあり、iPhoneをメインの携帯電話にしてしまうと通話しながら、それらのアプリの操作やデータの閲覧が行えない。不慣れな海外で頼みの綱のiPhoneを電話機として耳に当ててしまうと、せっかく携帯している外部記憶ツールが使えないことになってしまうのである。どうしてもiPhone1台で済ませるというのなら、Bluetoothのヘッドセットなどでハンズフリー通話にせざるを得ない。そこまでするなら通話専用にもう1台持っちゃうかと、2台目を準備することにした。

通話専用に2台目を買うといっても、選択肢はいくつか考えられる。現地のキャリアにロックされたプリペイド携帯を買うか、あるいはSIMフリーの携帯電話機を持ち込みあるいは現地で購入して、キャリアからはプリペイドのSIMのみ購入して組み合わせて使用するというパターンである。現地キャリアのプリペイド携帯をWebでみると確かに安いのだが、機種的には面白みが足りない。かといって現地のSIMフリー携帯の値段はかなり高額であった。そんな中、現地キャリアのプリペイド携帯のカタログの中で見つけたのが、今回購入した「Xperia X10 mini pro」だった。一度知人が持っているのを見せてもらったことがあるのだが、アンドロイド携帯というよりは、サイズがかなり小さく、スライド式キーボードが備わっている、という2つが印象的であった。かるくアマゾンで調べてみると、18,000円程度でSIMフリー版のXperia X10 mini pro が販売されており、おおっ、どうせ同じの買うなら、これでいいやと購入してみた。

ということで、購入したのが写真のXperia X10 mini proです。届いた現物は香港版でしょうか、キーボードに見られない文字があります。Android1.6が採用されている機種とのことでしたが、届いた現物は既にAndroid2.1にアップデートされており、特にOSについては手を入れることはなしとしました。日本語に関しては、ネットで調べて 日本語ロケールの追加と、日本語FEPをインストールして、とりあえず日本語入力ができるようにはしてみました。出発前にb-mobile Fair のSIMを入れて、ネットアクセス等ができることは確認済みです。あくまでもこいつは携帯電話機なので、あまりアプリも入れず、ほぼデフォルトで使うことにします。

写真は起動時のロゴ表示中。






こちらはスライド式キーボードを出したところ。







これで携帯電話の二刀流ならぬ、耳にXperia、手にはiPhoneな2台利用ができるかな。